前回のその3から書いて行くにつれ保護者さんを否定するような文章になって
しまう気がして難しさを感じていますが…それが目的な訳でもないのだから…
躊躇せずに感じた事を最後まで書かせてもらおうと思います。
お付き合いいただいて申し訳ありません(^_^;。
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取り返しがつかない…そんな風に感じ、私に決意をさせた理由は2つ。
一つは私が今守らなくてはいけない物に対しての「取り返しがつかなくなる前に」
…という気持ち。そしてもう一つ。それは保護者さんの表の生活に対しての
「取り返しがつかなくなる前に」と言う事だった。
全ての事情を書く事が出来ない以上誤解を招く言い回しになる可能性を知りつつ
書かせてもらえば、今の状況を続けたら保護者さんの生活が元に戻る事は2度と
ないだろう。時既に遅いのかもしれないがそれでもまだ今は生活が続いているの
だから…もう後回しにしちゃいけない。どれだけ喧嘩になってもぶつからなきゃ
駄目な時って絶対にある。腹を割って本音でぶつかって相手の気持ちもきちんと
聞いてその上でお互いの為にどう着地するのが良いのか、どう着地したいのか
それが見えるまで、お互いが納得できる着地点が見つかるまでとことんぶつかる
べき時なのだと私は思う。
何度も喧嘩になり疲れ・・気まずくなり…会話さえままならなくなったままにして
おけば時間が過ぎれば過ぎるほどその修復は難しくなる。
それも今保護者さんが抱えている事は単純な喧嘩などでは片付けられない事が
おおもとなのだからそれこそとことん話し合うべき事だと思う。
そおやってぶつかるのってやっぱり大変な事だし沢山傷つくと思うけど、そこから
逃げて表の問題を放置したままで「裏」である私にばかり「表」で失ったものを
求められても私には「表の人と同じ物」は絶対に与えられないのだから。
残りの人生を大きく左右する大変な問題なのだからこれ以上目を背けたら駄目だよ。
これ以上後回しにしちゃ駄目だよ。覚悟を決めて腹を据えてぶつかってこい。
今のあなたを救えるのは私じゃない。あなたが向き合うべきは私じゃない。
私は一時避難場所であり、息抜きや気分転換のためのベンチでありお茶なのだ。
でもお茶だけだと生活していく身体を作る基礎は担えない。
お肉も食べなきゃいけないしお魚もお野菜も食べなきゃいけない。
それは日常でせっせと畑を耕して水をやって手に入るものなのだから。
覚悟を決めて行ってこい。
そんな気持ちを込めて精一杯のメールを書いた。
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「裏」は決して「表」にはならないし、なれないし、なってはいけない。
あくまでもベンチやお茶を楽しむ時間なのだから…
それが人によってやその時々によってそのお茶が疲れを癒す物になったり
気分転換になったり、率直なアドバイスをもらえる場であったり、素直になれる
時間であったり・・・表の疲れを癒したり、抱えていた物を発散したり、新しい
エネルギーを沢山充填して表を生き生きと過ごすための時間であったり…
そんな風にありたいと思うし、相手にとってもそうあって欲しいと思う。
決して表の生活を破綻させたいと思っていないのだから…
その時点で表と裏は逆転する事はないのだから。
だからこそ…「逃げ場所」になっては駄目なのだと思うんだ。
単純に現実から逃げてやるべき事に向き合わず放り投げたままで裏に逃げ込んで
来る事は私にとっては「違う」と感じる事なのだ。
私にはその逃げてきた全てを支える事は出来ないのだし、それを解決できるのも
向き合えるのも本人だけなのだから…。
一息ついてまた顔を上げて表に戻れるなら良い。
でもどんどん表から顔を背け逃げ込んでばかりいるのでは駄目なのだ。
そんな男の全てなど担えないし、担いたくもない。
そんな逃げてばかりの男に魅力など無いのだから。
メールを送って来ちゃいけないって言ってるんじゃない。
まずやる事やってから来い。
やるだけやって…その上での愚痴ならいくらでも聞いてやる。
沢山の…ほんとうに沢山の思いと感謝を込めて一生懸命メールを書いた。
「別れ」をはっきりと文字にしてはいないけど心のどこかでその覚悟をして
送信ボタンを押した。
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その日の夜、保護者さんから返信が届いた。
「長文の返事、なんべんも読み直して心に期する思いが出てきています・・・」そこから多分それでも修復は難しいだろうけど、それでも何とかしなくちゃ
いけない事なのだから…覚悟して向き合うつもりだからって…覚悟はある
からって…そんな内容の返事だった。そして最後に添えられた一言…
「今まで相手してくれて、ありがと。」その一言でメールは終わった。
その一言をどう受け取るか迷った。そうした言葉を言って「そんな寂しい事言うなよ
…お別れみたいじゃん…」と正直言いたくもなった。
でもね、今のままじゃ付き合いを続けられないと感じたのは間違いないのだから。
その上で自分が「いい人」でいたいがために偽善的な言葉をかけるのはお互いの
ためにならないのだから・・・
そして覚悟はある…何度も読んで…期する思い…そんな風に言って前を向いた
保護者さんをそのまま見送ってあげたいという気持ちも持った。
どちらにしても・・・一度覚悟を決めてメールを書いたのだからこれで良いのだ…と
ほんの少し心の奥がちくちくするのを感じながらこちらからの返信をやめた。
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あれからもう少しで1ヶ月が経つ。
保護者さんからはその後一切連絡はない。
今あの人がこの出来事をどう受け止めているのか、現実にどんな変化が訪れた
のか私にはわからない。
でも本当に大切にしていた物を取り戻すために、覚悟を決めたのだから必死に
なりふり構わずでも忙殺されながらでも…向き合って行ってくれてる事を祈ってる。
そしてそうあってくれる事と信じてる。
途中随分酷い書き方をしたような気もするけど、全部正直に感じた事だ。
それでも私はあの人を憎めない。本当はとってもやんちゃで暖かくて良い奴なんだ。
そんな人がこれほどの迷いを産む現実に…平穏が戻る事を心から祈りながら…
また何年かしたらひょっこり連絡があるかもしれないな…なんてどこかで楽しみに
待っていたいと思う。最後の細い糸はまだ切ったつもりはないのだから…
ありがとう。
がんばれっっ!!
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長々と…この様な記事にまでお付き合いいただきありがとうございました。
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