本当にマイペース更新が続いてますが最後まで書かせて頂きます。
長文が続いていますが最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。
きっとこれで最後になる…予定ですから(滝汗;)。
さて、ここまで開催されてきた「主様触りたい放題祭り♪」ですが
途中楽しくなって妙なやる気で主様を跨ぎながらとか、力を入れた
際に主様がぴくりと動かれたりうめかれたりして「あ、ここ痛いんだな」と
思いながらぐりぐりしたりw、それはもうお休みになられている主様をよそに
限られたスペースの中で試行錯誤を繰り広げながらも楽しく嬉しい時間を
過ごさせて頂いていました。
でもやっぱりそんな幸せな時間にも終わりは来るわけで…
うつぶせになられた主様を肩から背中と順に降り足裏まで終わった時に時計を
見た。主様は寝息を立ててお休みになられている。このままそっと主様が
お目覚めになられるまでずっとマッサージを続けていたいと願ってしまう。
そっと横で自分も蹲りたいという衝動に駆られる。
でもやっぱり…
主様のご事情や先程一度お帰りになろうとされた状況を考えると…
葛藤はあった物のやはりこれは任せて頂いたのだから最後まできちんと
しなくては…と思い直して寝息を立てている主様にお声をかけた。
もうこの幸せな時間は終わりなんだ…そんな気持ちをぐっと飲み込みながら。
これで終わり…この時は本当にそう思っていたんだ。
でもそうぢゃなかった。
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「主様…このままお休み頂きたいのは山々なのですが、お時間は大丈夫ですか?」色んな感情を飲み込んでそっと主様にお声をかけた。
「んぅ…あぁ…そうだな…」主様がゆっくりと身体を起こされ脚を伸ばし壁により掛かるように座る。
「お休みになられていたので迷ったのですが…」「いや、もうこんな時間か…大丈夫。(起こしてくれて)良かった。」そんな風に主様が言われた後だった。
ふっ…と主様の手が伸びた。
あろう事かその腕は私の肩を抱いたのだ。
肩を抱いて…ぐっ…と力を込めて…ご自身のお身体へ私を引き寄せて下さった。
え?とかあの?とかもうそんな一言さえあまりの戸惑いに声すら出ない。
主様の胸?お腹?の辺りに引き寄せて頂いてもあまりの出来事に自分の身体を
預けて良いのかさえわからずに力を抜けずがちがちな私(苦笑)。
そんな私を優しく笑うように主様はもう一度その腕にぐっ…と力を込めて
私の身体をご自身のお身体に埋めて下さった。
あ…良いんだ…
良いんだ。いいんだ…
その力強い腕に身を任せるように、甘えさせて頂くようにそのまま主様の
お身体に顔を埋めた。
暖かい…
ここにいていいんだ…
やっと…ここに来られたんだ…
そう思ったら急にたまらなく込み上げるように泣き出してしまった。
声を殺して…でもどうにもしゃくり上げてしまいながら…肩を…身体を
振るわせて…ただただ泣いた。暖かくて大きくて…ただ泣かせて頂いた。
身体を震わせながら泣く私をそのお身体で受け止めてその腕で包みながら…
お互いに会話のないままただ泣き続ける私の頭を何度も何度も…
それはそれは優しく…何度も主様が撫でてくださった。
私は主様に初めて身体に触れて頂いた日に、裸で土下座をする事もそのまま
頭を踏まれる事も乳房や身体を叩かれる事も全部が初めての事で何も考えられず
ただ従っていた次の瞬間にベットに横になった主様が隣に呼び寄せて下さった。
この先に、次は何をされるのかさえ考える事も出来なくなっていた私は朦朧と
したまま主様の横に。その時…初めて主様が抱き寄せて下さった。
両腕で、全身で、抱きしめて下さったのだ。それまでの行為で呆然としていた
私は何も考えられず言えず、ただただ暖かい…と感じていた時に主様が言われた。
「泣いていい。」…と。
その一言で自分でも説明のつかない感情が一気に溢れた。
でもそれと同時にそれまでの事であまりに呆然としてたのかその溢れた感情は
「涙」という形をとる事さえ出来ず…それでもしゃくり上げながら今まで経験した
事のない感情が溢れるのを感じた。
正直この時の経験があったからこそどれだけお逢いできなくても連絡が取れなくても
「脳内主従」と自ら言うほどにそうした「行為」が無くともずっと主様を信じ
お慕いし迷わずにお仕えする事が出来たのだと思う。それ位印象的な出来事だった。
その後は色々な事が起きる度に…主様とお電話でお話しする度に…もっと言ってしまえば
主様のお声を聞くだけで…何度も何度も泣いてきた。泣くと言うよりも涙が出るのだ。
声を上げて泣く事もあればただ反応するように涙が溢れる時もあった。
でもそれはお電話でのこと。主様とお食事やお茶だけをご一緒するようになってからは
もちろんお店の中で泣く訳にはいかない。お別れが本当に辛い日も必死に我慢して
帰りの電車でこらえきれずに泣いた。
そんな私だから…
泣きながら頭に浮かんでいたのは「やっと…」という言葉だけだった。
ひとしきり泣いて顔を上げ、主様に言った。
「やっと…初めて…ちゃんと主様の元で泣けました。」「そうか…」主様はそう優しくいいながら再び私の身体をご自身に引き寄せて下さった。
何度もその腕に力を込め、気を使って身体を起こそうとする私を何度もその腕に
包んで下さった。身体を引き寄せ、包み、そして撫でてくださった。
一体どれくらいそうした時間が続いたのか見当もつかない位、体感的には長い時間。
そして実際にも決して短くない時間、暖かい主様に包まれていた。
やっとこの場所に戻ってこれた…やっと…4年ぶりにやっと…
本当に色々な想いが溢れながら、ただただその暖かさと大きさと感触に顔を埋めた。
ミラクルだった。
しばらくの間そうした後、身支度をしてお店を出て駅へ歩く。
主様のお顔が少しすっきりされていて気になっていた目の回りをみてちょっと安心する。
(そのすっきりは眠られたせいか?という疑問はあえてスルーで(苦笑))
背中も伸びて歩かれる姿が少し軽くなられたかな…そんな風に自分の中で勝手に
嬉しい解釈(笑)。
「気持ちよかったよ」 主様が一言褒めてくださった。
またいつでも使って頂けるように…
マッサージのためだけに呼び出していただけるように…
その日が来るまでに少しでもそうした努力をさせて頂こうと思う。
今思い出しても身体がふわふわしてくる…ミラクルな時間だった。
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最後までお読み頂きありがとうございました。
エロの無い展開で申し訳ない気もしつつではありますが、私にとっては本当に
嬉しくて、この4年分位の気持ち全部が報われたような感じです。
関係性としては変わらないのだろうけど…
今は自分が主様の奴隷なのだと感じていられます。
自分の中に確実に「何か」が残ったようで…
この大切な想いをここに残させていただきました。
数回にわたる長文失礼いたしました。
お付き合いいただき感謝します。
。
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